秋 オーストリアレーシングキャンプ
キャンプ前半:天候に恵まれ、充実したトレーニングを行いました。
10月中旬に豊富な積雪に恵まれ、その後10月後半は晴天続きでした。例年はマイナス20℃を下回る日も少なくないのですが、ホテル周辺ではTシャツでトレーニングを行える程あたたかく、選手達は寒さに耐える必要がないままトレーニングを行えました。キャンプ前半は、スペイン、スウェーデン、ドイツ、イングランド、トルコ、その他世界各国から選手達が集まり、オーストリアレーシングキャンプならではの国際色あふれるキャンプとなりました。
キャンプ中盤:トレーニングコースを5コース確保し、様々な練習を行いました。
11月に入り、連日の降雪となり一気に秋から冬に季節が変わる中、シーズンインを目前に控え、各国のナショナルチームや日本のメーカーチームがヒンタートックスに練習に訪れていました。その中、オーストリアレーシングキャンプは、緩斜面、中斜面、急斜面3つのバーンに5つのトレーニングコースを確保し、SL、GS、SG、バリエーショントレーニングなど選手達のレベルに応じて様々な練習を行う事が出来ました。
キャンプ後半:多くの日本人選手が合流し、ハードなトレーニングを行いました。
個人参加の日本人選手に加え、チームオリジナルキャンプにて、瀧澤宏臣コーチ率いるTAKIZAWAレーシング様、上山利治コーチ率いるアップラインインターナショナル様、豊野智広コーチ率いるHEADデモチーム様がオーストリアレーシングキャンプに合流し、連日ハードなトレーニングを行いました。秋期キャンプは11月末にて終了し、キュータイに場所を移し冬期練習へと入りました。
秋 現地キャンプ参加者インタビュー
エリートキャンプ参加:廣瀬 健 選手
北海道からエリートキャンプに参加の廣瀬選手です。
Q. キャンプは、主に英語でのコミュニケー ションですが、どうでしたか?
A.各国から集まる選手たちは、小さい子でもみな英語がとても堪能で日本人との差を凄く感じました。
わからない英語があったときは何度も理解するまで聞き直し理解しました。キャンプが終わるころには語学もかなりのスキルアップを実感できました。
Q. 担当トレーナーの指導はどうですか?
A. WCやECを転戦していた実力者で、練習後のビデオミーティングては毎回スローでしっかりと滑りを確認し的確に弱点を指摘してくれ、その原因を説明してくれます。そして時には選手と一緒にレーシングスーツをきてSLのゲートを滑り自ら手本を見せてくれました。
Q. 国内外での指導法に何か違いを感じますか?
A. 基本的な動作を耳にタコができる位の確認します。シンプルに無駄のないスキーを常に考えています。また、コーチの見せるお手本(ゲート&基本練習)のクオリティがとても高く本当に驚きます。
現役を引退しコーチになってもいまだにFisレースに参戦しFis20点台を持っているコーチなどが普通にいます。
Q. その他、オーストリアレーシングキャンプについて感想があれば教えて下さい。
A. 様々な国の選手がいて、たくさんの友達ができました。オフには皆でインスブルックに遊びにいったりと充実した生活でした。
Q. 今後の目標は?
A. インターカレッジ1部7位以内。そしてスキー人生を後悔なくたのしみます!
エリートキャンプ参加:杉田 海 選手
秋田県からエリートキャンプに参加の杉田選手です。
Q. キャンプは主に英語でのコミュニケーションですが、どうでしたか?
A. コーチは身振り手振りを用い指導してくれるので、だんだん英語が聞きとれるようになりました。また、普段の生活では、友達はゆっくりと分かりやすく話してくれるので、簡単な英語を使って会話することができるようになりました。
Q. 担当トレーナーの指導はどうですか?
A. 3人のコーチに指導してもらいました。
アレックスコーチには手を抜かず常に100%の滑りをすること、アリコーチにはお尻が落ちないようにするための対策を、キキコーチには攻めのラインを指導してもらいました。
Q. 国内外での指導法に何か違いを感じますか?
A. 日本では技術を指導される時間が多いのですが、オーストリアでは攻める姿勢、攻めるラインを徹底的に指導されました。
Q. その他、オーストリアレーシングキャンプについて感想があれば教えてください?
A. 色々な国の人が集まるキャンプは初めてだったので何日間は緊張しましたが、コーチや仲間はとてもフレンドリーですぐに打ち解けることができました。大好きなスキーを通じ、語学も学べてとても良かったです。
Q. 今後の目標は?
A. 良い結果が出せるように、普段から100%攻めのラインで練習することを忘れずに頑張ります!